今日の虫 25年4月29日

2025年4月29日火曜日

アサハヤファーム コメツキムシ テントウムシ 農地の生き物

畑には色々な虫が来ます。
虫が来て授粉を媒介して野菜や果物の実がなり、また弱っている作物を掃除してくれたりします。詳しくはコチラ

渓流で毛鉤釣りを楽しむフライフィッシャーマンが昆虫学者になるように、農に関わる私たちも虫や周辺の生き物に対しての知見を深める必要があります。

ところで、先日立ち寄った農業資材店で年配の男性客が若い店員に「除草剤で草を枯らしたところに夏野菜植えたいので中和剤のようなものはあるか?」店員がしばし質問を咀嚼していて間が空くと「お前分からんのか?分かる人間呼んできてくれ」
店員さんがようやく口を開き「除草剤の名前は何でしょうか?」男性客「そんなん覚えてない。とにかく除草剤や」
 このやり取りを最後に私は店を出たのですが、驚きでした。
 作付するところに除草剤撒く人がいて、そこで野菜を育てようと考える事の矛盾。作物は土が育てているという事実を理解できず肥料が育てているという理解なのでしょうか?
 日本の土地で自分たちで循環させながら食料を作れなくするアメリカか中国かの戦略が浸透しているんだなと感じた次第です。

閑話休題

で今週見かけた虫です。
種採り用に被せたネットにしがみついていたコメツキムシです。

岐阜聖徳学園大学の昆虫データベースを見てもどの種類なのかは判別不能。同定フローチャートとか欲しいヨネ。

ウィキペディアには次の記述が見られます。
腐植質を食べるものや、他の虫を食べるものがいる。栽培植物の根や地下茎などを食害する種もおり、農業や園芸関係では一般に「ハリガネムシ」と呼んで防除の対象にしている。大根やジャガイモなどの害虫として知られるマルクビクシコメツキ(Melanotus fortnumi)、クロクシコメツキ(Melanotus senilis)、クシコメツキ(Melanotus legatus)、トビイロムナボソコメツキ(Agriotes ogurae fuscicollis)、コガネコメツキ(Selatosomus puncticollis)等の幼虫がこれにあたる(ここから引用)

ジャガイモは自分が食べて次回植える分は確保できてるし、大根は虫食いというより生育不良で育ってないので、敵対する必要はなさそうです。成虫もたまーに見かけるだけですしね。

次はアーティチョークの葉で数匹見かけた虫です。
ブログ”自然を楽しむ”によるとナナホシテントウの蛹のようです。う
似ていますが、配色が逆になってます。調べたけどよく分かりません。

 テントウムシは農業では益虫として扱われており、生物農薬と言われたりもします。
 じゃぁ人間は金のために森林をどんどん伐採していく生物除植剤とも言えますな。

餌を探す際の行動に「広域型」と「地域集中型」の二つの形があり、活動中にそれらが切り替えられることが知られており
 だって。

アーティチョークには4月初旬頃アブラムシが付きます。特に作物には影響ないようですがそいつらを食べた幼虫が蛹になってアーティチョークの葉に付いていたのでしょう。

蛹は触っちゃダメです。動きを停めて幼虫から成虫へと全力で変態中です。触るとポロッと落ちてたぶん終了してしまいます。見守りましょう。

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